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史跡第478号の華城行宮は、1789年(正祖13年)に水原の新邑治の建設後、八達山の東側の麓に建立されました。
水原府の官衙と行宮として使われたのち、1794年から96年(正祖18年~20年)にかけて進められた華城築城期間に華城行宮を拡大して最終完成されました。孝行心が厚く、父莊獻世子(思悼世子)の墓所である顯隆園(現在の隆陵)を13回も訪れた正祖は、参拝期間内は華城行宮で宿泊しました。
建設当時には600間余りで正宮の形態を成し最も規模が大きく美しい行宮でしたが、日帝強制占領期間の時に壯南軒を除いた施設が日本帝国の民族文化と歴史抹殺政策によって消失しました。1980年代末、志を持った地域市民が復元推進委員会を構成して粘り強く積極的な復元運動を繰り広げた結果、1996年に復元工事が始まり、ついに華城行宮1段階復元が完了して2003年10月、一般公開されました。
○ 観覧時間
夏期(3月~10月) : 09:00 ~ 18:00
冬期(11月~2月) : 09:00 ~ 17:00
○ 休館日 : 年中無休
○ お問い合わせ : +82-31-290-3600